大日如来(未年・申年の守り本尊)の御利益・御真言

守り本尊の如来の中で最高位

大日如来
だいにちにょらい
干支 ひつじ年 さる年

ひつじとさる年のイラスト

目次

生まれた年

ひつじ年
2027年 2015年 2003年 1991年
1979年 1967年 1955年 1943年
さる年
2028年 2016年 2004年 1992年
1980年 1968年 1956年 1944年

仏像の御姿(写真)

金剛界大日如来

大日如来

スマホ待ち受け画像

あらまし

「大日如来」は密教の世界を統括し、万物の根源、あらゆる仏の化身ともされています。そもそも”如来”とは仏尊の尊格(如来>菩薩>明王)で最上位にあり、釈迦如来、阿弥陀如来など修行によって悟りを開いた(この世の真理に到達)存在ですが、その中でも最高位の如来とされています。如来の仏像には菩薩のような装飾は施されないのですが、唯一「大日如来」のみ冠(上記の仏像写真)を被っています。これは”如来の中の王”であることを示すためということです。

また大日如来には”智徳”を司る金剛界の「金剛界大日如来」と”理徳”を司る胎蔵界「胎蔵界大日如来」の2つが存在するということです。

それぞれの見分け方は、前者は真っすぐに立てた左手の人差指を右手の拳で握「智拳印」の姿、後者は坐禅の時の手の形である「法界定印」の姿です。上記の仏像写真は前者の「智拳印」であり、「金剛界大日如来」になります。それぞれの御真言が異なります。

大日如来のご利益は心願成就、現世安穏、福徳円満

御真言

「金剛界(悟りへの道筋)大日如来」では

オン・バザラ・ダト・バン

「胎蔵界(慈悲の広がり)大日如来」では

ナウマク・サンマンダ・ボダナン・アビラウンケン

ご真言(マントラとも呼ばれます)は不思議な力のある呪文といわれ、唱えてから願い事をすると良いそうです。

梵字と読み方

梵字はインドから中国、そして日本に伝わり平安時代に「空海=真言宗の開祖」により体系化された文字。一文字で諸仏諸尊を表し、御真言とともに広まったということです。本尊として「大日如来」を祀る寺院の御朱印に使われることもあります。

大日如来の梵字 バン

未年のおもな著名人

故・永六輔さん、故・渥美清さん、故・高倉健さん、森山良子さん、明石家さんまさん、郷ひろみさん、松山千春さん、浅野温子さん、堂本剛さん、小池徹平さん、蒼井優さん、上野樹里さん、松本潤さん、北川景子さん、井上真央さん

申年のおもな著名人

故・西田敏行さん、小林幸子行さん、故・志村けんさん、近藤真彦さん、森高千里さん、小栗旬さん、山田孝之さん、羽生結弦さん

その他の干支

アイコンのリンク先で詳細を表示します。

ねずみ年の守り本尊は千手観音 うし年の守り本尊は虚空蔵菩薩 とら年の守り本尊は虚空蔵菩薩 うさぎ年の守り本尊は虚文殊菩薩
ねずみ うし とら うさぎ
たつ年の守り本尊は普賢菩薩 へび年の守り本尊は普賢菩薩 うま年の守り本尊は勢至菩薩 ひつじ年の守り本尊は大日如来
たつ へび うま ひつじ
さる年の守り本尊は大日如来 とり年の守り本尊は不動明王 いぬ年の守り本尊は阿弥陀如来 いのしし年の守り本尊は阿弥陀如来
さる とり いぬ いのしし

干支ごとの守り本尊(amazon)

2025年の恵方は西南西(方位角255°)

干支ごとの人口(ご参考)

2023年時点での総務省統計局(出典)による推計人口です。干支の並び順に掲載しています。

干支 人口(推計) 干支 人口(推計)
子 (ねずみ) 1113万人 午 (うま) 969万人
丑 (うし) 1126万人 未 (ひつじ) 1027万人
寅 (とら) 1093万人 申 (さる) 1017万人
卯 (うさぎ) 997万人 酉 (とり) 980万人
辰 (たつ) 1016万人 戌 (いぬ) 1020万人
巳 (へび) 1022万人 亥 (いのしし) 1097万人

もっとも多いのは「丑=うし」年で約1126万人です。2番目は「子=ねずみ」年で約1113万人です。丑年の1949年(昭和24年)と前年の子年の1948年(昭和23年)は、第一次ベビーブームといわれ、その期間に生まれた方が多いことが影響しているそうです。いずれの年に生まれた方は2025年で75歳以上になります。3番目は亥年で約1097万人です。

もっとも少ないのは「午=うま」年で約969万人です。これは午年だった1966年(昭和41年)が60年ごとに巡る丙午(ひのえうま)にあたり、その年に生まれた女性は気性が荒いといった迷信があり、子どもを産むことを控えた影響と言われています。(1966年の出生数は約138万人で、前年より約46万人減少(約25%減)、翌年(未年)は約194万人で大きく増加(約42%増)しています。2026年(令和8年)は60年ぶりの丙午(ひのえうま)になります。

関連・出典

当サイトは宗教や理念などの普及・啓発等を目的としたものでなく、いずれの宗旨・宗派とも関係はございません。掲載内容はwikipedia(日本の仏尊)文化庁(文化財)ほか仏尊事典(学研出版)等を参考にしています。仏像写真は十二支守護神の総括寺院でもある「大須観音の普門殿」で撮影し背景を削除した画像です。
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