赤山明神貴婦人解逅(浅野祥雲)五色園

赤山明神貴婦人解逅
[目次]

「浅野祥雲」の素晴らしいコンクリート塑像の作品を紹介するページであり、特定の宗教やその教えの流布を目的したものではありません。また当サイトは宗教法人「五色園」とは関係ございません。

親鸞に闇夜を照らす玉を
授けた女性

赤山明神貴婦人解逅=せきざんみょうじん きふじん かいこう」は、親鸞聖人は一緒に比叡山への入山を願い出た女性(赤山明神貴婦人)から、「闇夜を照らす玉」を授けられたという伝承です。解逅とは”偶然のめぐり逢い”の意味です。

塑像の写真

季節により周囲の草木などで景色が異なることがあります。(2022年~2024年の写真です)塑像作品の写真は拡大表示します。

親鸞聖人と赤山明神貴婦人が向かい合った写真

▲左が親鸞聖人で右が赤山明神貴婦人です。

親鸞聖人の像

▲親鸞聖人の像

赤山明神貴婦人(せきざんみょうじんきふじん)手の上には「闇夜を照らす玉」

▲赤山明神貴婦人(せきざんみょうじんきふじん)の手には「闇夜を照らす玉」

赤山明神貴婦人の伝承写真

塑像が伝える伝承

塑像が伝える「親鸞聖人」を中心とした伝承や教えなどを要約して掲載しています。内容は複数の解釈や諸説ある場合がございます。

解説は「五色園の公式サイト」から出典し要約して掲載しています。注釈は当サイトで付記しています。

親鸞聖人(26歳の時)、京からの帰り道に比叡山の麓にある「赤山禅院=せきざんぜんいん」(現在は京都市左京区にある天台宗の寺院で延暦寺の別院)にお参りをされた。そのとき美しい女性が現れ、聖人が帰るときに「私も年来このお山に参詣したいと思っておりました。どうかご一緒させていただけないでしょうか。」と懇願した。しかし当時の比叡山は女人禁制であり、伝教大師(天台宗の開祖で最澄のこと)も結界を定めた地であると答え、入山はできないと説いた。女性は嘆いたものの、聖人に「どうか貴僧は、末世の女人の善知識となって御仏の慈悲が届くようにお力添えをお願い申し上げます。」と言った。

そして袖から白絹に包んだ玉を取り出し聖人に差し出し「これは、闇夜を照らす玉です。なにとぞ御仏の教えを低く卑しい谷に下して、あらゆる人々を導いてください。」そう言うと、女性の姿はどこともなく消えてしまいました。

赤山明神貴婦人解逅までのルート

五色園内の案内図

下記マップ③の場所です。「信行両座」から道を挟んでほぼ対面です。道路左側に入り口があり、やや奥に設置されていますが塑像が見える距離なので、迷うことはないと思います。

五色園の塑像場所マップ

  • 入り口から終点までの徒歩時間は緑色の道路が約8分(本堂前の階段まで)、青色の道路は約11分(本堂裏手まで)です。見学せずに歩いた場合です。
  • 各場所の距離感は目安程度でお願いします。
  • 番号は塑像ごとに近いエリアで掲載しており、「五色園」が塑像付近に掲げられた案内板の番号ではありません。(案内板はないところもあり、文字も消えかかっています)

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(印刷はA4タテを推奨)

案内図はご自由にお使いください。

(1)塑像が近い順番に巡る

信行両座 信行両座 身代わりの名号 身代わりの名号
②信行両座 ④身代わりの名号

(2)浅野祥雲の塑像(一覧)

[3-1]車両の通行が出来る道路側(脇道ルートを含む)、および本堂または寺務所付近

下記の番号は塑像付近の案内板に記されたものとは違います。見学する際の効率から比較的近い範囲の塑像順に当サイトで番号をつけたものです。(園内の案内文字は消えかかっている場合が多いです)

01 月見の宴 02 信行両座 03 赤山明神
貴婦人解逅
04 身代わり
の名号
05 縁結び
弁財天女
06 川越の名号
07 不動明王 08 御田植 09 桜ケ池大蛇
入定の由来
10 御流罪 11 親子悲願仏 12 鈴虫松虫の
剃髪得度
13 肉付の面 14 日野左衛門
門前石枕
15 五劫思惟仏
16 六角堂ご参篭
雲母坂お通い

[3-2]車両通行禁止の道路側(脇道ルートを含む)

下記の番号は塑像付近の案内板に記されたものとは違います。見学する際の効率から比較的近い範囲の塑像順に当サイトで番号をつけたものです。(園内の案内文字は消えかかっている場合が多いです)すべて徒歩で巡るルートです。

17 板敷山
弁円狙撃
18 弁円悔悟 19 六角堂
(百夜祈願)
20 箱根権現
御饗応
21 日吉丸矢作橋
出世の緒
22 夜盗耳四郎
聞法の場

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(3)見学時に注意すること

  • 雑木林の中に設置されており周囲に注意が必要です。
園内共通の注意点[危険生物など表示]

塑像作品の多くは雑木林の中や草木が多い場所です。また足場の悪い石段もあります。散策には歩きやすい靴(スニーカー等)をおすすめします。自然豊かな環境であるがゆえ、春から秋はマムシやスズメバチに注意が必要です。レジャー施設ではなく宗教公園で霊園もあり、散策には配慮が必要だと思います。

一般参拝者用のトイレは本堂への階段下付近(霊園の近く)にしかありません。(飲料水の自販機も同じで1か所だけ)暑い季節は熱中症にお気をつけください。携帯電話は筆者が確認した範囲では圏内(au)です。しかし電波が弱い場所もあります。

危険生物
マムシは待ち伏せで獲物を捕まえる習性があり、地面や落ち葉と同化して動かないことも多く、気づきにくいので特に注意が必要。(池など水辺で見かけることも多い)スズメバチの巣は雑木林の中、倒木などにあることも多いです。

ハチは黒いものを狙う習性があるので、白っぽい服や帽子を着用する。あらかじめ腕や脚などに虫除けスプレーを吹き付けておく。巣の近くで大声を出したり、強い振動を与えたりしないように注意するゆっくり静かにその場を離れる。頭を隠し姿勢を低くして、ゆっくりその場を離れる。(大阪府医師会のページから引用)

(4)参考文献・サイトなど

#浅野祥雲 #五色園 #日進市