［目次］
「浅野祥雲」の素晴らしいコンクリート塑像の作品を紹介するページであり、特定の宗教やその教えの流布を目的したものではありません。また当サイトは宗教法人「五色園」とは関係ございません。
弥勒菩薩を待つため大蛇に
なった肥後の僧
こちらは親鸞聖人の伝承でなく、浄土宗の開祖で親鸞の師でもある法然上人と肥後の国（熊本県）の僧との間にあった伝承です。
桜ヶ池大蛇入定の写真
季節により周囲の草木などで景色が異なることがあります。（2022年～2024年の写真です）塑像作品の写真は拡大表示します。
▲奥は肥後（熊本県）の高僧であった光円阿闍梨（こうえんあじゃり）で手前は法然上人。阿闍梨とは優れた僧の称号です。
▲光円阿闍梨の足元には龍がいます。（伝承には大蛇と書かれています）
▲光円阿闍梨（左）と法然上人（右）
▲池のほとりからの写真
▲池の反対側からの眺め（11月下旬には付近に鮮やかな紅葉も見られます）
塑像が伝える伝承
解説は「五色園の公式サイト」から出典し要約して掲載しています。注釈は当サイトで付記しています
肥後（熊本県）の僧であった「光円阿闍梨」（阿闍梨は優れた僧の敬称）」は、信頼するのは釈迦如来か弥勒菩薩（※）であるが、今の世の中には未来の問題を解く生きた仏がおらず、人間の寿命では菩薩には会えない。そこで弥勒菩薩に御出世（この世に現れる）を待つために、動物の中でもっとも長寿とされる大蛇となり発願（神仏に願うこと）した。そして「桜ヶ池」の水を比叡山に持ち帰り、六年の苦行のあと「桜ヶ池」に飛び込み大蛇と化して入定させられた。
※釈迦入滅後の56億7千万年後の未来にこの世界に現われ、衆生救済するとされる菩薩。
これを聞いた法然上人は嘆き、桜ヶ池を訪れると雷鳴とともに大蛇が現れました。法然上人は他力本願の教法について説かれましたが、時すでに遅しと大蛇は嘆き両眼から涙を流します。されど苦行に耐えて御出世を待ちます。衆生救済への幸せと弥勒菩薩への誓いは、捨てられぬと嘆きながら水底へ帰られました。
桜ヶ池大蛇入定の由来までのルート
下記マップ⑨の場所です。「御田植え」の場所から右方向に続く道があります。この道を池に沿って歩くと3分程度で塑像が見えてきます。途中の道は左側が雑木林、右側は池です。路面は舗装されていないものの悪路ではありません。しかし季節によっては草木が多い場所です。
- 入り口から終点までの徒歩時間は緑色の道路が約8分（本堂前の階段まで）、青色の道路は約11分（本堂裏手まで）です。見学せずに歩いた場合です。
- 各場所の距離感は目安程度でお願いします。
- 番号は塑像ごとに近いエリアで掲載しており、「五色園」が塑像付近に掲げられた案内板の番号ではありません。（案内板はないところもあり、文字も消えかかっています）
案内図はご自由にお使いください。
「御田植」の場所から右に続く道（南方向で池に沿う）です。この先に「桜ケ池大蛇入定の由来」の塑像があります。また塑像を越えて続く道は、すぐに右に曲がり車道方向に続きます。（車道から脇道を歩いて行くことも可能です）
（1）塑像が近い順番に巡る
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| ⑧御田植 | ⑩御流罪 |
（2）浅野祥雲の塑像（一覧）
［3-1］車両の通行が出来る道路側（脇道ルートを含む）、および本堂または寺務所付近
下記の番号は塑像付近の案内板に記されたものとは違います。見学する際の効率から比較的近い範囲の塑像順に当サイトで番号をつけたものです。（園内の案内文字は消えかかっている場合が多いです）
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月見の宴 |  |
信行両座 |  |
赤山明神 貴婦人解逅 |
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身代わり の名号 |
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縁結び 弁財天女 |
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川越の名号 |
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不動明王 |  |
御田植 |  |
桜ケ池大蛇 入定の由来 |
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御流罪 |  |
親子悲願仏 |  |
鈴虫松虫の 剃髪得度 |
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肉付の面 |  |
日野左衛門 門前石枕 |
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五劫思惟仏 |
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六角堂ご参篭 雲母坂お通い |
［3-2］車両通行禁止の道路側（脇道ルートを含む）
下記の番号は塑像付近の案内板に記されたものとは違います。見学する際の効率から比較的近い範囲の塑像順に当サイトで番号をつけたものです。（園内の案内文字は消えかかっている場合が多いです）すべて徒歩で巡るルートです。
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板敷山 弁円狙撃 |
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弁円悔悟 |  |
六角堂 （百夜祈願） |
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箱根権現 御饗応 |
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日吉丸矢作橋 出世の緒 |
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夜盗耳四郎 聞法の場 |
（3）見学時に注意すること
- 池のほとりに設置されておりマムシに注意が必要です。。
- 設置場所水辺であり足元に注意が必要です。
- 雨のあとぬかるみに注意が必要です。
- 御田植の場所から小径の左側は雑木林です。マムシやスズメバチに注意が必要です。
余談ですが10月下旬に塑像までの道を歩いていたら、後ろからブ～ンという音が聞こえ、3分くらい続きました。もしかしたらハチ？（確認してない）と思いましたが、走ったりしたら追いかけられそうだったので、無視して歩きました。スズメバチなどは巣に近づくと威嚇するようですね。
園内共通の注意点［危険生物など表示］
塑像作品の多くは雑木林の中や草木が多い場所です。また足場の悪い石段もあります。散策には歩きやすい靴（スニーカー等）をおすすめします。自然豊かな環境であるがゆえ、春から秋はマムシやスズメバチに注意が必要です。レジャー施設ではなく宗教公園で霊園もあり、散策には配慮が必要だと思います。
一般参拝者用のトイレは本堂への階段下付近（霊園の近く）にしかありません。（飲料水の自販機も同じで1か所だけ）暑い季節は熱中症にお気をつけください。携帯電話は筆者が確認した範囲では圏内（au）です。しかし電波が弱い場所もあります。
マムシは待ち伏せで獲物を捕まえる習性があり、地面や落ち葉と同化して動かないことも多く、気づきにくいので特に注意が必要。（池など水辺で見かけることも多い）スズメバチの巣は雑木林の中、倒木などにあることも多いです。
ハチは黒いものを狙う習性があるので、白っぽい服や帽子を着用する。あらかじめ腕や脚などに虫除けスプレーを吹き付けておく。巣の近くで大声を出したり、強い振動を与えたりしないように注意するゆっくり静かにその場を離れる。頭を隠し姿勢を低くして、ゆっくりその場を離れる。（大阪府医師会のページから引用）
（4）参考文献・サイトなど
#浅野祥雲 #五色園 #日進市