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「浅野祥雲」の素晴らしいコンクリート塑像の作品を紹介するページであり、特定の宗教やその教え(思想)の流布を目的したものではありません。また当サイトは宗教法人「五色園」とは関係ございません。
名号に救われた夫婦の伝承
「身代わりの名号」は、仏法が嫌いな夫の誤解と浮気を疑った嫉妬により、刃物で切り付けられた妻の命を名号が身代わりとなり救い、その後は夫婦で念仏の行者になったという伝承です。
身代わりの名号の写真
季節により周囲の草木などで景色が異なることがあります。(2022年~2024年の写真です)塑像作品の写真は拡大表示します。
▲伝承に登場する夫婦の塑像
▲勘違いによる嫉妬で妻を殺害した夫
▲しかし殺害されたはずの妻は生きていた。
▲「名号=南無阿弥陀仏が書かれた札」が嫁の身代わりとなって嫁の命を救い、夫婦は念仏の念仏の行者になった。
塑像が伝える説話
解説は「五色園の公式サイト」から出典し要約して掲載しています。注釈は当サイトで付記しています。
常陸の国(現在の茨城県南西部をのぞいた地域)に、仏法嫌いの夫(平次郎)と鸞聖人の教えに熱心な妻(おすわ)がいました。夫は妻が法話を聞きに行くたびに暴力をふるうため、夫に見られないようにして、こっそり名号(※)に礼拝していました。
※浄土系で名号とは「南無阿弥陀仏」が書かれた掛け軸や札を指します。
ある日のこと、妻が夫の留守時に名号を取り出し礼拝しているき、夫が帰ってきました。夫は妻以外に誰もいないはずなのに、誰かに話し掛けるような声に不信を抱き、浮気をしているのではないかと疑い激情して、嫉妬の刃を振りかざして妻を切り殺しました。そして血に染まった妻の体を竹やぶに埋めて家に帰りました。しかし殺したはずの妻が何食わぬ顔をして部屋の中にいます。
青くなった夫は妻に事情を話すと二人で竹やぶに急ぎ掘り返してみました。すると不思議にも死体はなく、血に染まった名号が「帰命」の二字より真っ二つになって出てきました。妻は懐に保管していた名号は確認したところありませんでした。二人はあまりのことに涙を浮かべて地にひれ伏し、念仏を唱えました。そして親鸞聖人に事の顛末を話すと、聖人は阿弥陀仏の本願を説かれ、夫も念仏の行者となりました。
身代わりの名号までのルート
下記マップ④の場所です。「赤山明神貴婦人解逅」から少し先に進んだ車道左側に、塑像に続く入り口があります。案内板は車道から見えますが草木で気づきにくいかもしれません。
入り口から塑像の場所までは、やや登坂になった小径です。徒歩で2~3分程度の距離ですが春から秋はシダの葉など草木に覆われていることもあります。
- 入り口から終点までの徒歩時間は緑色の道路が約8分(本堂前の階段まで)、青色の道路は約11分(本堂裏手まで)です。見学せずに歩いた場合です。
- 各場所の距離感は目安程度でお願いします。
- 番号は塑像ごとに近いエリアで掲載しており、「五色園」が塑像付近に掲げられた案内板の番号ではありません。(案内板はないところもあり、文字も消えかかっています)
案内図はご自由にお使いください。
塑像までの入り口(案内板あり) | 入り口から3分程度 |
(1)塑像が近い順番に巡る
③赤山明神貴婦人解逅 | ⑤縁結び弁財天 |
(2)浅野祥雲の塑像(一覧)
[3-1]車両の通行が出来る道路側(脇道ルートを含む)、および本堂または寺務所付近
下記の番号は塑像付近の案内板に記されたものとは違います。見学する際の効率から比較的近い範囲の塑像順に当サイトで番号をつけたものです。(園内の案内文字は消えかかっている場合が多いです)
月見の宴 | 信行両座 | 赤山明神 貴婦人解逅 |
|||
身代わり の名号 |
縁結び 弁財天女 |
川越の名号 | |||
不動明王 | 御田植 | 桜ケ池大蛇 入定の由来 |
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御流罪 | 親子悲願仏 | 鈴虫松虫の 剃髪得度 |
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肉付の面 | 日野左衛門 門前石枕 |
五劫思惟仏 | |||
六角堂ご参篭 雲母坂お通い |
[3-2]車両通行禁止の道路側(脇道ルートを含む)
下記の番号は塑像付近の案内板に記されたものとは違います。見学する際の効率から比較的近い範囲の塑像順に当サイトで番号をつけたものです。(園内の案内文字は消えかかっている場合が多いです)すべて徒歩で巡るルートです。
板敷山 弁円狙撃 |
弁円悔悟 | 六角堂 (百夜祈願) |
|||
箱根権現 御饗応 |
日吉丸矢作橋 出世の緒 |
夜盗耳四郎 聞法の場 |
(3)見学時に注意すること
- 車道からの小径(やや登坂)は足元に注意が必要です。
- 春から秋はマムシやスズメバチに注意が必要です。
園内共通の注意点[危険生物など表示]
塑像作品の多くは雑木林の中や草木が多い場所です。また足場の悪い石段もあります。散策には歩きやすい靴(スニーカー等)をおすすめします。自然豊かな環境であるがゆえ、春から秋はマムシやスズメバチに注意が必要です。レジャー施設ではなく宗教公園で霊園もあり、散策には配慮が必要だと思います。
一般参拝者用のトイレは本堂への階段下付近(霊園の近く)にしかありません。(飲料水の自販機も同じで1か所だけ)暑い季節は熱中症にお気をつけください。携帯電話は筆者が確認した範囲では圏内(au)です。しかし電波が弱い場所もあります。
マムシは待ち伏せで獲物を捕まえる習性があり、地面や落ち葉と同化して動かないことも多く、気づきにくいので特に注意が必要。(池など水辺で見かけることも多い)スズメバチの巣は雑木林の中、倒木などにあることも多いです。
ハチは黒いものを狙う習性があるので、白っぽい服や帽子を着用する。あらかじめ腕や脚などに虫除けスプレーを吹き付けておく。巣の近くで大声を出したり、強い振動を与えたりしないように注意するゆっくり静かにその場を離れる。頭を隠し姿勢を低くして、ゆっくりその場を離れる。(大阪府医師会のページから引用)
(5)参考文献・サイトなど
#浅野祥雲 #五色園 #日進市