日吉丸矢作橋出世の糸口(浅野祥雲)五色園

日吉丸矢作橋出世の糸口
[目次]

「浅野祥雲」の素晴らしいコンクリート塑像の作品を紹介するページであり、特定の宗教やその教えの流布を目的したものではありません。また当サイトは宗教法人「五色園」とは関係ございません。

羽柴秀吉が幼少の頃に見せた
度胸のある逸話

幼少の頃の羽柴秀吉(日吉丸)が「矢作橋=愛知県岡崎市にある橋」の上で休んでいたところ、通りかかった武将たちに脅されたものの、物おじしない度胸を見せ、後に天下人(豊臣秀吉)になる資質を見せたという逸話です。

浅野祥雲のコンクリート塑像

季節により周囲の草木などで景色が異なることがあります。(2022年~2024年の写真です)塑像作品の写真は拡大表示します。

「日吉丸矢作橋出世の糸口」の全景

▲「日吉丸矢作橋出世の糸口」の全景。竹林の近く、木々に囲まれた橋で美しい場所です。

矢作橋を通りかかった蜂須賀正勝と仕えの武士

▲矢作橋を通りかかった蜂須賀正勝と仕えの武士たちが、通行の邪魔になっている日吉丸(羽柴秀吉の幼名)を脅そうとしている情景。

武将の持つ棒を握り返す日吉丸

▲日吉丸は物おじせず、武将の持つ棒を握り返す情景。

日吉丸の姿に目を丸くする仕えの武士

▲度胸ある日吉丸の姿に目を丸くする仕えの武士。

矢作橋の後方から見た情景

▲矢作橋の後方から見た情景。11月中旬から12月上旬は紅葉が綺麗です。

ひょうきんな人 驚く武士
武士の表情 蜂須賀正勝

▲蜂須賀正勝(右下)の一行には、武士以外にも使える人がおり、ひょうきんな人もいます。この周辺は、ほとんど手つかずの自然が残されており、懐かしさを感じる風景です。おすすめのポイントです。

塑像が伝える伝承

この塑像のみ親鸞聖人や浄土真宗の教えとは関係なく、羽柴秀吉が子どもの頃(幼少の名が日吉丸)の逸話が元になっているようです。

日吉丸が疲れて「矢作橋=やはぎばし」で休んでいたところ、戦国時代の武将で「蜂須賀正勝(小六)=はちすか まさかつ」が率いる武士たちが通りかかり、日吉丸を無礼だとして脅し謝らせようとしたものの、物おじしない日吉丸の度胸に感服したという逸話のようです。この勇気と度胸が後に天下人へ出世する糸口として表されたものと思います。

※矢作橋は現在の愛知県岡崎市を流れる「矢作川」にかかる橋で、国道1号線にあります。

また豊臣を名乗る前の羽柴秀吉と(矢作橋)で出会ったという逸話もあるようですが、当時は矢作川に橋はかかってなかったそうで、後世の創作という説が有力のようです。

日吉丸矢作橋出世の糸口までのルート

五色園内の案内図

下記マップ㉑の場所です。道路沿いにあり分かりやすい場所です。道路を歩くと見えてきますので、迷うことはないと思います。ちなみに橋の入り口に向かって右方向に進む道がありますが、その先は五色園の寺務所などの建物に続きます。

五色園の塑像場所マップ

  • 入り口から終点までの徒歩時間は緑色の道路が約8分(本堂前の階段まで)、青色の道路は約11分(本堂裏手まで)です。見学せずに歩いた場合です。
  • 各場所の距離感は目安程度でお願いします。
  • 番号は塑像ごとに近いエリアで掲載しており、「五色園」が塑像付近に掲げられた案内板の番号ではありません。(案内板はないところもあり、文字も消えかかっています)

PDFで閲覧・印刷
(印刷はA4タテを推奨)

案内図はご自由にお使いください。

(1)塑像が近い順番に巡る

箱根権現御饗応 箱根権現御饗応 夜盗耳四郎聞法の場 夜盗耳四郎聞法の場
⑳箱根権現御饗応 ㉒夜盗耳四郎聞法の場

(2)浅野祥雲の塑像(一覧)

[3-1]車両の通行が出来る道路側(脇道ルートを含む)、および本堂または寺務所付近

下記の番号は塑像付近の案内板に記されたものとは違います。見学する際の効率から比較的近い範囲の塑像順に当サイトで番号をつけたものです。(園内の案内文字は消えかかっている場合が多いです)

01 月見の宴 02 信行両座 03 赤山明神
貴婦人解逅
04 身代わり
の名号
05 縁結び
弁財天女
06 川越の名号
07 不動明王 08 御田植 09 桜ケ池大蛇
入定の由来
10 御流罪 11 親子悲願仏 12 鈴虫松虫の
剃髪得度
13 肉付の面 14 日野左衛門
門前石枕
15 五劫思惟仏
16 六角堂ご参篭
雲母坂お通い

[3-2]車両通行禁止の道路側(脇道ルートを含む)

下記の番号は塑像付近の案内板に記されたものとは違います。見学する際の効率から比較的近い範囲の塑像順に当サイトで番号をつけたものです。(園内の案内文字は消えかかっている場合が多いです)すべて徒歩で巡るルートです。

17 板敷山
弁円狙撃
18 弁円悔悟 19 六角堂
(百夜祈願)
20 箱根権現
御饗応
21 日吉丸矢作橋
出世の緒
22 夜盗耳四郎
聞法の場

総合ページ

(3)見学時に注意すること

  • 道路脇にあり見学しやすい場所です。
  • 矢作橋の背後は雑木林なので夏から秋はハチなどに注意が必要です。
  • 塑像は橋の上(狭い場所)に複数設置されており、人物のもつ刀を模した突起物などが多いです。頭などをぶつけないように気をつけましょう。
園内共通の注意点[危険生物など表示]

塑像作品の多くは雑木林の中や草木が多い場所です。また足場の悪い石段もあります。散策には歩きやすい靴(スニーカー等)をおすすめします。自然豊かな環境であるがゆえ、春から秋はマムシやスズメバチに注意が必要です。レジャー施設ではなく宗教公園で霊園もあり、散策には配慮が必要だと思います。

一般参拝者用のトイレは本堂への階段下付近(霊園の近く)にしかありません。(飲料水の自販機も同じで1か所だけ)暑い季節は熱中症にお気をつけください。携帯電話は筆者が確認した範囲では圏内(au)です。しかし電波が弱い場所もあります。

危険生物
マムシは待ち伏せで獲物を捕まえる習性があり、地面や落ち葉と同化して動かないことも多く、気づきにくいので特に注意が必要。(池など水辺で見かけることも多い)スズメバチの巣は雑木林の中、倒木などにあることも多いです。

ハチは黒いものを狙う習性があるので、白っぽい服や帽子を着用する。あらかじめ腕や脚などに虫除けスプレーを吹き付けておく。巣の近くで大声を出したり、強い振動を与えたりしないように注意するゆっくり静かにその場を離れる。頭を隠し姿勢を低くして、ゆっくりその場を離れる。(大阪府医師会のページから引用)

(4)参考文献・サイトなど

#浅野祥雲 #五色園 #日進市