御流罪(浅野祥雲)五色園

御流罪

[目次]

「浅野祥雲」の素晴らしいコンクリート塑像の作品を紹介するページであり、特定の宗教やその教えの流布を目的したものではありません。また当サイトは宗教法人「五色園」とは関係ございません。

親鸞が流罪になった伝承

「御流罪=ごるざい」は、親鸞聖人が時の朝廷により京から越後国府に5年間の流罪なった時の伝承です。

塑像の写真

季節により周囲の草木などで景色が異なることがあります。(2022年~2024年の写真です)塑像作品の写真は拡大表示します。

御流罪の地(越後国府=現在の福井県)で法話する情景

▲御流罪の地(越後国府=現在の福井県)で法話する情景で、右が親鸞聖人だと思います。

親鸞聖人の像

法話を聞く地元の僧

法話を聞く地元の僧

塑像が伝える伝承

御流罪の開設

塑像が伝える「親鸞聖人」を中心とした伝承や教えなどを要約して掲載しています。内容は複数の解釈や諸説ある場合がございます。

解説は「五色園の公式サイト」から出典し要約して掲載しています。注釈は当サイトで付記しています。

親鸞聖人は時の朝廷に仕えていた2人の女性「松虫」と「鈴虫」を尼にした罪により、越後国府(現在の福井県)に5年間の流罪となりました。親鸞は苦難の中でも他力本願(阿弥陀仏の本願のみに頼って救済されること)の教えを広める努力をされていました。

その甲斐あって親鸞聖人のまわりに集まる村人が多くなり、念仏(南無阿弥陀仏)を唱える声は大きくなりました。聖人は恩師である法然上人の教えを受けた賜物であると喜ばれました。その後、聖人は御赦免になり京へ帰られたということです。

御流罪までのルート

五色園内の案内図

下記マップ⑩の場所です。園内には浅野祥雲の塑像や親鸞聖人に関する遺構が多くありますが、とりわけ「御流罪」の見学には十分な注意が必要です。

五色園の塑像場所マップ

  • 入り口から終点までの徒歩時間は緑色の道路が約8分(本堂前の階段まで)、青色の道路は約11分(本堂裏手まで)です。見学せずに歩いた場合です。
  • 各場所の距離感は目安程度でお願いします。
  • 番号は塑像ごとに近いエリアで掲載しており、「五色園」が塑像付近に掲げられた案内板の番号ではありません。(案内板はないところもあり、文字も消えかかっています)

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(印刷はA4タテを推奨)

案内図はご自由にお使いください。

御田植」の場所付近に、「御流罪」の方向を示す案内板があります。(不動明王尊にも近い)そこから池の方向(不動明王の前の池でなく別の池です)に進み、途中からやや登坂になった小径を上がっていきます。幅も狭くたいへん険しい場所です。3月中旬~11月下旬頃まではシダの葉など草木に覆われ、足元がまったく見えないくらいです。徒歩で塑像の場所までは7~8分程度ですが十分な注意が必要です。

御流罪の案内板 険しい道
案内板から7~8分程度 険しい小径(3月中旬)

ここだけ他の塑像がある場所より特段に険しいですね。流罪になった時の伝承なので、厳しい環境を再現したのだろうと想像します。

(1)塑像が近い順番に巡る

桜ケ池大蛇入定の由来 桜ケ池大蛇入定の由来 親子悲願仏 親子悲願仏
⑨桜ケ池大蛇入定の由来 ⑪親子悲願仏

※「親子悲願仏」へは「川越の名号」付近まで戻ってからのルートです。

(2)浅野祥雲の塑像(一覧)

[3-1]車両の通行が出来る道路側(脇道ルートを含む)、および本堂または寺務所付近

下記の番号は塑像付近の案内板に記されたものとは違います。見学する際の効率から比較的近い範囲の塑像順に当サイトで番号をつけたものです。(園内の案内文字は消えかかっている場合が多いです)

01 月見の宴 02 信行両座 03 赤山明神
貴婦人解逅
04 身代わり
の名号
05 縁結び
弁財天女
06 川越の名号
07 不動明王 08 御田植 09 桜ケ池大蛇
入定の由来
10 御流罪 11 親子悲願仏 12 鈴虫松虫の
剃髪得度
13 肉付の面 14 日野左衛門
門前石枕
15 五劫思惟仏
16 六角堂ご参篭
雲母坂お通い

[3-2]車両通行禁止の道路側(脇道ルートを含む)

下記の番号は塑像付近の案内板に記されたものとは違います。見学する際の効率から比較的近い範囲の塑像順に当サイトで番号をつけたものです。(園内の案内文字は消えかかっている場合が多いです)すべて徒歩で巡るルートです。

17 板敷山
弁円狙撃
18 弁円悔悟 19 六角堂
(百夜祈願)
20 箱根権現
御饗応
21 日吉丸矢作橋
出世の緒
22 夜盗耳四郎
聞法の場

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(3)見学時に注意すること

  • 春から秋にかけては、塑像までの道が完全にシダの葉に覆われており、足元が見えない状態です。(筆者が写真撮影に訪れたのは3月中旬ですが、足元がほとんど見えずドキドキしました)
  • 4月~11月中旬頃まではマムシなどのヘビ、スズメバチとの遭遇リスクがあります。
  • 安全を考慮した場合、12月~2月までの期間で晴天の日(雨や雪の影響がない日)を強くおすすめします。
  • 塑像場所で携帯電話の電波は圏内でした(au)が、場所によっては弱い場合があります。このためもしもしもの事故時には連絡が困難になることもありそうです。2人以上での見学をおすすめします。
園内共通の注意点[危険生物など表示]

塑像作品の多くは雑木林の中や草木が多い場所です。また足場の悪い石段もあります。散策には歩きやすい靴(スニーカー等)をおすすめします。自然豊かな環境であるがゆえ、春から秋はマムシやスズメバチに注意が必要です。レジャー施設ではなく宗教公園で霊園もあり、散策には配慮が必要だと思います。

一般参拝者用のトイレは本堂への階段下付近(霊園の近く)にしかありません。(飲料水の自販機も同じで1か所だけ)暑い季節は熱中症にお気をつけください。携帯電話は筆者が確認した範囲では圏内(au)です。しかし電波が弱い場所もあります。

危険生物
マムシは待ち伏せで獲物を捕まえる習性があり、地面や落ち葉と同化して動かないことも多く、気づきにくいので特に注意が必要。(池など水辺で見かけることも多い)スズメバチの巣は雑木林の中、倒木などにあることも多いです。

ハチは黒いものを狙う習性があるので、白っぽい服や帽子を着用する。あらかじめ腕や脚などに虫除けスプレーを吹き付けておく。巣の近くで大声を出したり、強い振動を与えたりしないように注意するゆっくり静かにその場を離れる。頭を隠し姿勢を低くして、ゆっくりその場を離れる。(大阪府医師会のページから引用)

(5)参考文献・サイトなど

#浅野祥雲 #五色園 #日進市