交換は簡単!30分程度の作業
CASIOの「G-SHOCK」タフソーラーを新品で購入後、約2年で内蔵されている充電用リチウム電池(二次電池)が劣化したため、自分で交換(意外と簡単)してみました。作業手順とポイントを分かりやすく掲載しています。
[目次]
筆者が行った交換内容であり、作業は自己責任でお願いいたします。電池交換は簡単ですが細かな作業のため、不安な方はG-SHOCK取り扱い店での交換をおすすめします。店舗によって異なりますが、電池込みで3,000円前後が多いです。
交換手順と作業ポイント
G-SHOCK(型式GW-8900A-1JF)の内容です。電池型番については、8900Aシリーズは同じだと思いますが、他の型式はメーカーサイトなどでご確認ください。
電池の型番など
- 型番:CTL1616 ・CTL1616F(2.3V)Panasonic
- 価格:1300円前後(amazonの場合)
CTL1616とCTL1616Fに違いはありません。
必要工具など
- 精密ドライバー(100円ショップの商品でOK)
- タオルなど(交換時に時計本体の下に敷きます)
- ルーペーがあると便利です。(時計内部の文字が小さいため)
- ピンセットやゼムクリップなど(電池交換後のACショートに使います)
交換手順・作業ポイント
準備として作業時に本体の下にタオルなどを敷きます。時計に傷をつけないためと、外したネジを飛ばして紛失を防ぐためです。※写真の背景は画像処理で消しています。
(1)本体裏フタのネジを外す
- 精密ドライバー(+)を使います。
- 小さいネジのため、外した後に紛失しないように注意して保管。
- 力を入れ過ぎてネジ山を潰さないように注意。(1個づつ均等に緩め外したほうがいいです)
(2)裏フタを開けた状態
- 裏フタを開けると防水パッキン(ゴム)が外れます。
- 裏フタ、パッキンは外した方向を向けて、横に置いておくと戻すと時に位置を迷いません。
(3)保護カバーを取る
- 保護カバーを取ると電池部分(保護シールが貼られた状態)が見えます。
- 保護カバーも時計方向に合わせて、横に置いておくとあとで迷いません。
- 保護シールをはがします。
- 保護シールは電池交換後に再度貼りますので保管します。
(4)電池の交換
▼固定金具の拡大写真(上記と左右の向きが違います)撮影時にライトを当てているため、色合いが違います。
- 電池を固定している金具を外します。金具はフックされているだけです。マイナスドライバーなどで、少しこじる感じで外れます。(無理な力を加えないように)
- 新しい電池に交換します(+が上側です)
- 固定金具を元に戻します。
(5)電池の交換後
- AC部と(-)部を2秒間ショートさせます。
- ゼムクリップを曲げて使うと便利です。
(6)元に戻して完了
- 電池の保護シールを貼る。
- 保護カバーをかぶせる
- 防水パッキンを載せる(向きに注意)
- 裏ブタを取り付ける(1つのネジを強く締めるのでなく、4つのネジを均等に締め付けながら、取り付けることがポイントです。強く締めつけ過ぎて、ネジ山を潰さないように注意)
(7)その他
- 防水パッキン(ゴム製)の劣化が著しいと、防水性能に影響が出ます。この場合は時計店で交換したほうがいいです。
- 電池交換後に防水パッキンを置く部分を清掃しました。
- 今回初めての作業でしたが、写真を撮りながらで1時間くらいです。交換だけなら30分程度で出来るかと思います。
電池交換後の時刻合わせ
電池交換後の時刻合わせは「手動受信」がもっとも簡単です。電池交換後にバッテリー残量が少ない場合は、太陽光で充電してから行います。
手順受信の方法
- Dボタンを2秒間押し続ける
- 確認音が鳴り受信を開始
- 受信が成功すると時刻修正が完了
窓の近くなど電波環境の良い場所が最適です。受信中は時計を動かさないこと。通常10秒程度で完了します。
詳しくはCASIOの取り扱い説明書(PDF)をご参照ください。(24~25ページ)
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#G-SHOCK #GW-8900A-1JF #電池交換