長く愛され記憶に刻まれた味
日本初のコーヒー飲料「UCCミルクコーヒー」の発売から55年を超え、さまざまな缶コーヒーの歴史が生まれました。UCCほかダイドー、ポッカ、ジョージア、サントリーBOSSなどの定番となった缶コーヒーをまとめています。
[目次]
UCCミルクコーヒー(1969年)
もっとも歴史の長い缶コーヒー(乳飲料のカテゴリ)
1969年(昭和44年)に発売された缶コーヒーの世界最長寿ブランド(2019年ギネス認定)で、誰もが知ってる缶コーヒーですね。デザインも当時から大きな変更はなく、シンプルそのもの。しかし最近はコンビニや自販機での販売も見かけることが少なくなりました。むかしからのファンには寂しいですね。amazon等のネット販売で購入できます。
「UCCミルクコーヒー」は厳密には乳固形分の比率が高く、乳飲料に該当するそうです。(缶コーヒー飲料の規格は製品100g中にコーヒー豆5g以上)
ポッカ缶コーヒー(1972年)
日本初の缶コーヒー(コーヒー規格)
コーヒー感は甘すぎず苦すぎずで、バランスの優れたテイストで飽きることがないです。缶コーヒーのスタンダードな存在だと思います。 |
パッケージに使われている男性の顔は発売翌年(1973年)から使われているようです。モデルとなった人物はいないということです。
ダイドー缶コーヒー(1975年)
多彩な商品を展開する缶コーヒーのブランド
現在のダイドードリンコが設立(大同薬品工業から分離)した1975年(昭和50年)から販売されている缶コーヒー。派生商品も多いですね。2018年に「 ダイドーブレンドコーヒーオリジナル」に改名された以外は、パッケージデザインは商品名は大きな変更(期間限定デザインを除く)はなく、誰もが知る商品。
ライト(浅煎り)なコーヒー感ながら余韻の残る味わいです。ダイドーコーヒーは、派生商品が数多くありますね。
こちらはミルクコーヒーで、ほどよい甘さです。自販機でも販売(設置は少ないかな?)していますね。寒い冬に温まるにはちょうどいい感じです。
ジョージア缶コーヒー(1975年)
ブランドシェアが日本トップの缶コーヒー
日本コカ・コーラの社の缶コーヒーブランドで、販売されているすべての商品を合わせると日本のシェアではトップということです。写真の缶コーヒーは1975年(昭和50年)から販売されているオリジナル缶です。デザインは何度か変更されています。写真は”コーヒー飲料”のカテゴリで甘さとミルク感が強いテイスト。
1994年(平成6年)に発売された「エメラルドマウンテンコーヒー」”エメマンコーヒー”の通称で人気のある商品です。筆者も発売当初から好きな缶コーヒーのひとつです。特にキンキンに冷たくしたエメマンの味は最高です(^^)/
練乳の入った「MAXコーヒー」は甘いコーヒー飲料の代表的商品。現在、缶タイプは自販機販売は少ないようです。(地域性があるようでローカルな商品?)ボトルタイプは量販店などでみかけます。
辛口カレーと不思議な相性
「MAXコーヒー」や「UCCコーヒー」などコーヒー飲料のジャンルは、コーヒー感を楽しむより、ほっとするひと時に疲れを癒すのに最適ですね。また個人的にですが、辛口のカレーを食べるときに飲むのが好きです。辛さでしびれた舌が普段とは違う味覚を感じさせてくれます。
▲上記は辛口カレーの定番(LEEカレー20倍)とMAXコーヒーです。
BOSS缶コーヒー
多くのテイストでコーヒー本来の味を追求
サントリーの缶コーヒーブランド。1992年(平成4年)から全国発売されています。(試験販売は東京と大阪で前年から)派生する商品も多く、いまは定番となった缶コーヒーのひとつですね。
平成に入ってから発売された30年を超えて愛される缶コーヒー。発売されたころは「BOSSジャン」のプレゼントキャンペーンが展開(数年あった記憶)され、応募シールをたくさん集めました。(当選はしませんでした^^;)
印象に残るCMも多いですね。
アメリカの俳優「トミー・リー・ジョーンズ」を起用した「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ」は。これまでの80種類近くあるそうです。BGMで使われた「中島みゆき」さんの名曲ヘッドライト・テールライトは印象的でした。
#缶コーヒー #昭和缶コーヒー #昭和