ポンポコラーメン(昭和の味、東三河ご当地ラーメン)

3.0

袋ラーメンの原点ともいうべき存在

半世紀を超えて愛され続けるラーメンです。

「ポンポコラーメン」は愛知県豊川市の「山本製粉=創業大正5年」が作り続ける袋入りラーメンです。発売は昭和39年(1964年)ということで、日本で最初の東京オリンピックが開催された年ですね。当初はしょうゆ味から販売が始まったようですが、みそ味、しお味、そして焼きそばが追加されています。

山本製粉

名鉄電車(本線)の車窓から見えますね。

店頭販売は豊川市を中心に東三河がメインです。全国での店舗販売は少ないようで通販で購入することができます。懐かしい味を求める愛好者に人気のラーメン。1パック6食入でりお得感があります。

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※各ラーメンの具は生卵と乾燥野菜のみを入れています。

しょうゆ味ラーメン

「ポンポコラーメン」すべてに共通すると思いますが、麺・スープとも”ごくごく普通の味ラーメン”です。賑やかなラーメンが多い中で、袋入りしょうゆ味ラーメンの原点ともいうべき味かもしれません。

ポンポコラーメン(しょうゆ味)

みそ味ラーメン

昨今の濃い味系、辛い味系などのラーメンと比べると、やや物足りなさを感じるかもしれません。こちらも懐かしさを感じる味です。具材をアレンジすればオリジナルラメーンのベースにもなるかと思います。

ぽんぽこラーメンみそ味

しお味ラーメン

しょうゆ味、みそ味ラーメンに比べ、しお味の風味感は高いです。こちらもスタンダード的な存在です。個人的には3つのラーメンの中でもっとも好きです。

しお味ラーメン

焼きそば

焼きそばにはツナをのせてみました。こちらもソースは薄味です。

焼きそば

忘れてしまった普通の味

筆者も東三河出身で昭和時代も知る世代。「ポンポコラーメン」は子どもの頃に食べた記憶が残っています。近年は袋麺を含めインスタントラーメンは、各メーカーごとに味や趣向を凝らした商品が次々に発売されています。「山本製麺」さんは流行を追うこともなく、変わらぬ味を守り続けていますね。

「ポンポコラーメン」は、袋ラーメンの中では調理時間が短いです。小腹がすいたとき、夜食やおやつに最適ですね。ちなみにポンポコは狸のぽんぽこが由来のようです。

ポンポコラーメンはどこで買える?

東三河地域の方はスーパーでの販売もされているようです。(イオンで店頭販売されていました)その他の地域では取り扱いが少なく、がメーカー直販での購入が便利です。

昭和39年はどんな時代?

「ポンポコラーメン」が発売された1964年は高度成長期の真っただ中です。アジア初のオリンピックが東京で開かれ「東海道新幹線」が開通したのもこの年です。

この年に発売されたおもな商品をみてみると・・

  • カルビー「かっぱえびせん」
  • ロッテ「ガーナチョコレート」
  • ロート製薬の目薬「V・ロート」
  • サントリーのウイスキー「サントリーレッド」
  • 雑誌「平凡パンチ」

流行歌は・・

  • ペギー葉山さんの「学生時代」
  • 坂本九さんの「明日があるさ」
  • ザ・ピーナッツの「ウナ・セラ・ディ東京」
  • 岸洋子さんの「夜明けのうた」
  • 井沢八郎さの「あゝ上野駅」
  • 美空ひばりさんの「柔」

など、今も歌い継がれる曲が多いですね。

昭和から続く缶コーヒーの味も素晴らしい!

日本で最初に発売された「UCC缶コーヒー」をはじめ、発売から30年以上の定番コーヒーをまとめています。 昭和缶コーヒー