医大生の勉強全般へのアドバイス

6年間の医学生生活の中で大きな山場は四つある

6年間の医学生生活の中で、大きな山場は四つあると私は思います。

  1. 一つが二年生の解剖実習。
  2. 二つ目が四年生のCBT/OSCE試験
  3. 三つ目が五年生の臨床実習
  4. 四つ目が六年生の医師国家試験

奇数の学年が楽で、偶数の学年が忙しい

やはりこうしてみると「奇数の学年が楽で、偶数の学年が忙しい」と言われるのはあながち間違いではないのかもしれません。

この他にも小さな山は数え切れないほどあるのですが、やはりその中で一番苦労したのは、最後の山場である医師国家試験です。日々自分は成長しているのか、これで本当に合格できるのだろうかと自問しながら勉強し続けるのは、相当のストレスを感じました。

過去問による試験対策がとても大事

各学年の試験に関してですが、過去問による試験対策がとても大事です。過去問を使った勉強は邪道であると考える人もいますが、過去問をやらずに試験に不合格となり、留年してしまうほど惨めなことはありません。必ず仲の良い友達や先輩などから過去問を入手しましょう。

理論で説明しきれない部分

医学は理論的な部分ももちろんあるのですが、理論で説明しきれない部分も未だに多くあります。その部分はどうしても丸暗記せざるを得ないので少し気持ちの悪い感じがしますが、そこは割り切って覚えましょう。

小児科や産婦人科が苦手だと、大きなハンデ

小児科や産婦人科などは皆苦手意識があると思いますし、私もそうでした。ただ、まとまって勉強する機会を取ることで必ず得点は伸びますので、諦めたり目を逸らさずに勉強しましょう。出題数も多いので、小児科や産婦人科が苦手だと、大きなハンデになります。特に小児科の総論や産婦人科の正常妊娠は必修の範囲に含まれますので、苦手意識がなくなるまで勉強して下さい。

将来目の前の患者さんを救うことに

六年間コツコツと学んできたことは、将来目の前の患者さんを救うことに必ず繋がる。目の前にある試験に向けて盲目的に勉強するのではなく、将来の理想とする自分の医師像を頭に思い浮かべながら視野を広く持って勉強して欲しい。

目次

勤務医の1日(後期研修3年目)

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