守り本尊の如来の中で最高位
だいにちにょらい
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仏像の御姿(写真)
金剛界大日如来
あらまし
「大日如来」は密教の世界を統括し、万物の根源、あらゆる仏の化身ともされています。そもそも”如来”とは仏尊の尊格(如来>菩薩>明王)で最上位にあり、釈迦如来、阿弥陀如来など修行によって悟りを開いた(この世の真理に到達)存在ですが、その中でも最高位の如来とされています。如来の仏像には菩薩のような装飾は施されないのですが、唯一「大日如来」のみ冠(上記の仏像写真)を被っています。これは”如来の中の王”であることを示すためということです。
また大日如来には”智徳”を司る金剛界の「金剛界大日如来」と”理徳”を司る胎蔵界「胎蔵界大日如来」の2つが存在するということです。それぞれの見分け方は、前者は真っすぐに立てた左手の人差指を右手の拳で握「智拳印」の姿、後者は坐禅の時の手の形である「法界定印」の姿です。上記の仏像写真は前者の「智拳印」であり、「金剛界大日如来」になります。それぞれの御真言が異なります。
御利益
- 開運
- 安泰
- 守護
御真言
「金剛界大日如来」では
オン・バザラ・ダト・バン
「胎蔵界大日如来」では
ナウマク・サンマンダ・ボダナン・アビラウンケン
ご真言(マントラとも呼ばれます)は不思議な力のある呪文といわれ、唱えてから願い事をすると良いそうです。
梵字と読み方
梵字はインドから中国、そして日本に伝わり平安時代に「空海=真言宗の開祖」により体系化された文字。一文字で諸仏諸尊を表し、御真言とともに広まったということです。本尊として「大日如来」を祀る寺院の御朱印に使われることもあります。
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