発売から50年の缶ジュース
1973年(昭和48年)発売の昭和チックな原色系デザインの缶ジュースです。何十年も記憶にしっかり刻まれた「グァバジュース」の味はとても美味しい。
20年以上たっても甦るジュースの味
最近は大手スーパーにも置いている店は少ないですね。店頭ではほとんど見かけなくなり、購入はネット限定に近い商品。筆者も少なくとも20年以上は飲んでないです。しかし久しぶりにタブを開けたときの香りも、口に入れた時の味もすぐに思い出しました。
どんな味?甘いみかんの風味が余韻に
飲んだことのある方なら、コップに注いだジュース、香りだけでも「これグァバじゃん!」と思い出すかも。飲まれたことのない人に風味を伝えるとしたら、口に入れた瞬間に甘酸っぱい味が広がり、少しすると甘いみかんと桃の風味を合わせた感じの余韻が残ります。
フルーツジュースの中で、同じような商品は思い浮かばないです。強いて風味が近いとしたら「不二家ネクター・フルーツミックス」にやや酸味があるような感じ。100%果汁ではないものの香り・味とも「オリエンタルグァバ」独自といっても良さそうです。
グァバってどんな果物?
スーパーなどの店頭に並ぶことも少なく、グァバの名前は知っていても果実を食べる機会はほとんどないのでは・・。
熱帯果樹のひとつであり、世界のおもな産地は南米諸国、アメリカ本土、ハワイ、ニュージーランド、インドなど。日本国内では沖縄県が8割以上のシェアを占めているようで、他には鹿児島県、高知県で栽培されているということです。
グァバの果実には硬い種があるので、日本では食用としての広がりが進まないのかもしれません。
発売された1973年(昭和48年)はどんな年?
2023年時点で50年前です。詳しい時期は忘れましたが筆者がグァバの名前を初めて知ったのは「グァバジュース」です。どんな果物で味なのか?すごく興味を持った記憶があります。たぶん東海地区限定であろうCM「トロピカルー・・オリエンタルグァバー♪」の記憶も残っています。
しかし駄菓子屋には置いておらず、学校帰りに飲むのはペプシかチェリオの時代です。初めて飲んだのは、それから数年後だったような。(^^)いまもグァバといえば、グァバジュースですね。
この年は第二次ベビーブームで出生数がピーク(209万人)になった年。ちなみに2022年は79万9728人です。
社会・世情・流行
- 第一次オイルショック。狂乱物価とも言われました。
- 振り替え休日が導入されました。
- オセロゲームが発売されました。
- 小松左京の小説「日本沈没」が発売。映画化もされています。
- 映画ではカンフー映画の「燃えよドラゴン」が封切られています。主演のブルース・リーさんは、この年に逝去されています。
おもな流行歌
山口百恵さんがデビューした年です。
- 宮史郎とぴんからトリオの「女の路」
- ガロの「学生街の喫茶店」
- ちあきなおみさんの「喝采」
- かぐや姫の「神田川」
- チューリップの「心の旅」
いまも歌い継がれる名曲が多いですね。
オリエンタルの商品
昭和から続く缶コーヒーの味も素晴らしい!
日本で最初に発売された「UCC缶コーヒー」をはじめ、発売から30年以上の定番コーヒーをまとめています。
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